保育室から・・・

 朝の自由時間、園庭が開いたと喜んで出掛けて行きました。しかし、出て行った途端に雨がパラパラと降ってきました。”もっと園庭で遊びたかったぁ!!”と残念がる子ども達・・・すると一人の幼児が、”残念だけど、必要な雨だからね。”と!!”必要な雨って?”と尋ねてみました。”どこかで雨を必要としている人がいるから、神様が降らせてくれたんだ。”ということでした。

 ものは考えよう・・・どんなことでも考え方ひとつでこんなにも気持ちが違うものなのですね。”恵みの雨”と思うと憂鬱になりがちなお天気も、心が豊かになります。またひとつ、子ども達から大切なことを学ばせてもらいました。(ひまわり組 武本)

 

 運動会が終わり、少し落ち着いてクラスで過ごす子ども達が増えてきました。また、縦割り保育になり半年ほどが過ぎ、異年齢の自然な関わりも多く見られています。年少児が「お弁当一緒に食べよう?」と年長児を誘ったり「リボン結びしてあげようか?」と年中児が年少児に声を掛けたりする姿が見られます。教師が声を掛けなくても自然に子ども達が関わり合い、助け合う姿に心が温かくなります。

 月が変わると決まって誰かが「今日からは何の聖歌になる?」と聞いてきます。子ども達は聖歌が大好きで年長児をお手本に心を込めて歌ったり祈ったりしています。今月の聖歌の中にあるように、ふとした時にマリア様の青空のように広い心を思い出し、子ども達とゆったりとした気持ちで過ごしていきたいと思います。(すみれ組 青山)

 

 今、子どもの祝福式に向けて、クラスの皆でお祈りを考えています。祝福式について話をし、神様にどんなお祈りをしたいか皆で話をすると「神様いつも守ってくれてありがとうって言う!」など、年長児だけでなく、年中児や年少児からもたくさんの神様への思いがでてきました。どんなお祈りになるか楽しみですが、ここまで元気に大きくなれたことに感謝の気持ちをもって皆でお祈りしたいと思います。

 また、時々「先生、いま神様みてるかなぁ?」と子どもたちから聞かれることがあります。これからも、子どもたちが神様の存在を忘れず、神様や様々な人に見守られ、愛されていることを感じながら元気に育っていくことができますように・・・。(さくら組 宇那木)