3月の園だより

 日差しの暖かさに、春の訪れを感じる頃となりました。一年が過ぎるのも早いもので、いよいよ今年度最後の月となりました。

 4月より始まった縦割り保育の大きな成果は、安心感の中で子ども同士のつながりが顕著に見られたことです。年少さんは、年長さん・年中さんが同じクラスにいることで、朝や降園前の準備、園内の約束や決まりなど、身近にお手本となるお兄さんやお姉さんがいて、様子を見たり、優しく教えてもらったりして、自ら行動する姿が早い時期から見られました。モンテッソーリ教具を使ってのお仕事も、お兄さんやお姉さんのようにやってみたいと、期待に胸を膨らませて取り組む姿も見られていました。年中さん、年少さんにとっては憧れの年長さんの姿だったと思います。「もうすぐさようならは嫌!」という年少児の言葉に縦割り保育のよさを感じました。

 また、運動会やクリスマス発表会、制作活動など同学年の活動である横割り活動も大切にしてまいりました。同年齢ということで切磋琢磨しながら取り組む姿が見られたり、目的に向って最後までやり遂げる姿が見られたりしました。本園の縦割り保育や横割り活動は、子どもたちの成長にとって大きな宝物になっています。

 コロナ禍において保育のスタイルを変えたり、行事の縮小や中止などをしたりしましたが、子どもたちが安心して園生活が送れましたのも保護者の皆様のご理解とご協力があったからだこそと思います。ありがとうございました。

 進級・就学に向けてあと1か月、健康に留意し、心に残る園生活を送っていけるよう職員一同頑張っていきます。よろしくお願いいたします。

                                                    (2021年2月25日 園長 近藤)